エチオピア南部のオモバレー地域には、独自の文化を守り続ける少数民族が多数暮らしています。
その中でも「白いボディペイント」と「竹馬に乗る少年たち」で知られるのが バンナ族 (Banna)です。
今回は、2023年1月、筆者がジンカからTurumiへ向かう道中で出会ったバンナ族の少年たちとのリアルな体験とともに、彼らの文化や暮らしをわかりやすく紹介します。

バンナ族 の 基本情報|どこに住む?何人くらいいる?
• 居住地域:エチオピア南西部(オモバレー、ジンカ周辺)
• 人口:推定45,000人前後
• 言語:バンナ語(オモ語派)
• 信仰:アニミズム的な自然信仰
• 文化的な特徴:顔や身体に施す白いペイント、竹馬、婚姻儀礼「牛飛び」など
バンナ族 の外見と文化的な特徴|白いボディペイントと竹馬の少年たち
白いボディペイントとは?
バンナ族の子どもたちは、粘土を水で溶いた白い塗料を使って、顔や体にペイントを施します。
模様には決まったパターンがなく、その日の気分や即興のデザインで自由に描くのが特徴です。
チィは彼らに顔にペイントしてもらい、同じ格好になれたのが本当に嬉しかった!


竹馬に乗るバンナボーイズ
車での移動中、道ばたから「カタカタ…」と音を立てながら現れたのは、長い竹馬のような木に乗った少年たち。
観光客慣れしているようで、カメラを向けると整列してポーズをとってくれました。
他の車を見つけるとまた走って竹馬に乗る姿に、遊び心とエネルギーが感じられました。

実際の体験|ジンカ〜Turumiへの道中で出会った バンナ族
2023年1月末、ジンカからTurumi方面へ向かう途中の道ばたで、チィは竹馬に乗った7人のバンナ族の少年たちに出会いました。
彼らは笑顔で整列し、「写真撮って!」と言わんばかりにポーズを決め、チィの顔にも白いペイントを施してくれました。
その後、道の脇に移動すると、腕にエチオピアカラーのアクセサリーを巻いてくれて「300ブル!」と元気にアピール。
でも驚いたのは、写真を撮ったことに対してチップを求められなかったこと。ちょっと意外な優しさに心が和みました。

バンナ族の暮らしと儀式文化|牛の背を飛び越えて一人前に
• 主な生活手段:牧畜(牛・ヤギ)と季節農耕
• 婚姻儀礼「牛飛び」:青年が複数の牛の背を跳び越えることで“大人の男”と認められる通過儀礼
• 近縁民族:ハマル族、アルボレ族との文化的な共通点も多い
今回の旅では彼らの村に行けなかったので、また行ってみたいな〜と思いました!
豆知識|バンナ族の文化についてもう少し知る
• ペイントのデザインには決まりがなく、本人の自由。日々変わる感情や創造性を反映しているとも言われている。“感情表現”や“遊び”、“文化的アイデンティティ”という多層的な意味がある
• 「竹馬」は子どもたちの遊びでもあり、観光客に出会うためのパフォーマンスでもある
• アクセサリー販売などで観光客との関わりが進んでいるが、誇りと礼儀をもった振る舞いが印象的だった
• バンナ族は文化的にハマル族と非常に近いが、言語や細かな風習で区別される

まとめ|バンナ族の少年たちに出会って思ったこと
一瞬の出会いだったけど、バンナ族の少年たちの姿はずっと心に残ってる。
遊び心も、文化も、表現も全部ひっくるめて「今を全力で生きてる」って感じがして、
一緒に笑った時間がすごく嬉しかった。
少数民族って聞くと“遠い存在”に感じるかもしれないけど、
実際に出会うと「人間って面白い!」って感じる瞬間がいっぱいある。
その感動を、これからも図鑑みたいに記録していけたらなと思います。

●バンナ族に会いに行きたい!
→エチオピア • オモバレー完全ガイド|少数民族と出会うための行き方・費用・準備まとめ
●他の少数民族も気になる!
関連リンク:
Wikipedia(英語)|Banna people
Cultural Survival|エチオピアの少数民族と文化継承(英語)
※この記事は実際に体験した時のメモをもとにAIが編集し、私が修正しています。
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