マサイ族 | 牛とスマホとジャンプと。今を生きるマサイ族に出会ってきた!

ジャンプする マサイ族 男性 アフリカ旅

マサイ族 の基本情報

マサイ族 は、ケニア南部からタンザニア北部にかけて暮らす、東アフリカを代表する少数民族のひとつ。

「赤い布をまとってジャンプ!」なイメージが強いけれど、実はその奥には、牛とともに生きる深い文化と、現代との向き合い方が詰まっている。

高く飛ぶ マサイ族 の男性
かるがると高くジャンプする マサイ族

人口と言語

  • 人口:ケニア・タンザニアあわせて推定100万人以上
  • 言語:マサイ語(マア語)を使うが、若い世代は英語やスワヒリ語もOK!

歴史

  • 19世紀ごろ、ナイル川上流から現在の地域へと南下してきたマサイ族
  • イギリスの植民地時代には土地を奪われ、今のような草原地帯に追いやられる歴史も
  • 今は定住化や教育の普及が進み、“遊牧の誇り”と“現代社会”のはざまで生きている

外見的特徴・衣装の特徴

  • 真っ赤な布「マサイシュカ」をまとう姿は、まさにマサイの象徴
  • 首や腕にはカラフルなビーズの装飾がたっぷり。女性は何層にも首飾りを重ねてゴージャス!
  • 髪型も特徴的で、男性戦士は剃髪やドレッド、女性は細かく編んだスタイルにしている
  • そして、言わずと知れた“ジャンプ”。これは「アダム」と呼ばれる成人儀式の一部でもある
マサイ族 の伝統的な衣装を着た男性
マサイ族の伝統的な衣装を着た男性

マサイ族の恋愛観・結婚観

  • 伝統的には一夫多妻制。男性が複数の妻を持つのはごく当たり前
  • 結婚時には“牛”が婚資。つまり「牛をいくつ持ってるか」がモテ度に直結する!
  • 恋愛感情よりも、家と家のつながり・財産の移動が重視されがち
  • ただし、最近は恋愛結婚や一夫一妻制を選ぶ若者も増えているらしい

家族観

  • 基本は“拡大家族”。親・子・祖父母・兄弟姉妹…みんなで同じエリアに住む
  • 家の役割分担もバッチリで、女性は家づくり・料理・育児、男性は放牧と外の仕事を担う
  • 子どもは小さいころから放牧や水汲みなどを手伝いながら育っていく

暮らしのスタイル(住居・食事・移動)

  • **家(エンカジ)**は、牛のフンと土、枝でできていて、まさかの女性が全部自分で建てる!
  • 中は12畳ほどの一部屋で、キッチンも寝床も収納もぜんぶ同じ空間に詰め込まれている
  • 食事は、牛のミルクと血、そしてウガリ(トウモロコシ粉のおかゆ)が中心
  • 移動は昔ながらの徒歩や放牧に加えて、今ではバイクやスマホも活用されている

参考リンク

ケニア観光局|マサイ族の紹介ページ(英語)

牛とマサイと家
牛とマサイ族と家

出会った日・場所

2023年1月上旬、ケニア・マサイマラ近郊のマサイ・ビレッジにて。

サファリツアーの途中で立ち寄ったビレッジ。観光向けではあるけど、そこに確かに“暮らし”があった。

チィが実際に見た、マサイ族のリアルな暮らし

ジャンプ、めっちゃ高い

歓迎のダンスで、いきなり「これぞマサイ!」なジャンプが飛び出す。

軽々と浮いてるような高さに「うわ、テレビ通りやん!」と大興奮。

でも飛んでる本人たちはドヤ顔ゼロ。淡々と跳んでて、それがまたかっこいい。

そしてスマホ。めっちゃ普通に使ってた

マサイシュカ姿のままスマホ操作してる姿、テレビで見たことあったけどやっぱりおもしろい。

「ジャンプとスマホ、同じ人間がやるんか!?」って一瞬思ったけど、それが“今を生きるマサイ族”なんやなと腑に落ちた。

ケータイを操作する マサイ族
スマホマサイはシャッターチャンスがなく、、ケータイマサイを激写しました。

家の中、真っ暗。なのに暮らしてる

窓らしきものは直径10cmくらいの穴ひとつ。

「蚊が入ってこないように」とのことだったけど、それ以外は漆黒で、目が慣れるまで何も見えない。目が慣れてきても全然見えない。

でも彼らはその暗さの中でも普通にごはん作って寝てる。

「視力、どうなってるん…?」って思った。

マサイ族の家の中
想像以上に暗いです

12畳に7人+赤ちゃん牛

案内された家は、おそらく12畳ほど(?)で、細かく部屋が分かれていた。そこに7人が暮らしていて、しかも赤ちゃん牛まで一緒にいた。赤ちゃん牛用の部屋もあったしキッチンの部屋にも入らせてもらえるようで、赤ちゃん牛を大事にしているんだなあと感じた。

「いや、狭すぎん!?」ってなったけど、「ゲスト用マットレスもあるよ」と言われて爆笑&感心。

家を建てるのは女性。DIYの極み

この家を作ったのは、この家に住んでるお母さん。

3ヶ月かけて一軒家を作り、9年住んだらまた建て直す。

マサイの女性、マジでたくましい。

マサイ族の女性と子どもと家。
彼らの家の壁は牛のフンから作られているそうな。

ナイロビの10倍の値段でお土産販売

ナイロビにあるマサイマーケットで見たビーズが、ここでは10倍の値段で売られてた。

「ぼったくり?」と思ったけど、売上は村でシェアすると聞いて納得。

グッズを売っている側でグッズ作りに励むマサイ族の女性たち。
お土産を売っている側でつくる女性たち。

象牙のようなグッズも…

ちょっと複雑な気持ちになったのは、象牙でつくったというアクセサリー。

「これって売っていいの…?」とモヤっとしたけど、現地では普通のことみたいだった。

印象に残った会話・やりとり

マサイ族
マサイ族

この家、7人で住んでる。牛もいっしょだよ

チィ
チィ

牛も、いっしょに…!?

マサイ族
マサイ族

おれ、牛20頭持ってるよ

チィ
チィ

えっ!!すごい!!………….のか!?

牛の相場知らんからわからんなあ汗

牛が財産のマサイ族
牛とマサイ族

チィ視点の気づき・学び・違和感

  • 「伝統か現代か」じゃなくて、どっちもあるのが“今”なんやなと思った
     → スマホもジャンプも、牛もビーズも、全部マサイ族らしさの一部やった
  • 「不便そう」はこちらの価値観でしかない
     → 家の中が暗い&人口密度MAX、牛が通貨にもなったり…最初は驚いたけど、そこでの生活にフィットしていると思えた
  • 観光向け=嘘じゃない
     → たしかにツーリスティックではあったけど、そこに暮らす人たちは本気で生きてた。それだけで十分リアル
マサイ族の子どもたちと子犬
マサイ族の子どもたちと子犬


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※この記事は実際に体験した時のメモをもとにAIが編集し、私が修正したものです。

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